三角合併はこれからどうなる?その3

 日経新聞の2007年2月5日の記事です。
「【M&A展望】三角合併解禁の影響は軽微、MBOが活発に。アビームM&Aコンサルティング・岡俊子社長。日本に進出しようとする外国企業にとっては三角合併の解禁は1つのきっかけにはなると思いますが、それほど影響を与えるとは考えていません。現在でも外国企業は日本企業を現金で買収できるのですが、それが株式交換で可能になるという話であり、日本企業が買いやすくなるわけではありません。株式交換には利点ばかりではなく、株式の希薄化が起きるので既存株主への株主価値を阻害する可能性もあるという点も考慮すべきでしょう。
 そもそも三角合併の解禁は、日本企業が外国企業を株式交換で買収できるにもかかわらず、逆に外国企業が日本企業を買収するの際には使えない環境を是正する「相互主義」という意味合いにおいて当然のことと受け止めています。」

 日本企業が非買収企業の株主からみて、知名度が低いのも原因と言われています。そのためには、財務諸表のグローバル化が重要です。今、日本の会社の財務諸表が世界に通じるように種々の努力が行われています。国際的な仕事が増えていくのは当然と言えます。


記:税理士・公認会計士・会計事務所の方への実務情報応援団:天野隆。842。
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