2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

分からないことがあった時の対処法その2

税務上分からないことがあったときはどうするか?という質問をいただきました。その二はネットでの調べ方です。検索サイトはなんといってもグーグルです。過去から種々の検索サイトで試しますが品質は全く違います。使いやすさでは群を抜いています。四角の…

分からないことがあった時の対処法その1

税務上分からないことがあったときはどうするか?という質問をいただきました。私の場合は、今はまずグーグルで調べます。専門用語を複数入れて中りをつけます。そして丸善オアゾとか三省堂とか八重洲ブックセンターのような大きな書店に行きます。中りをつ…

金庫株売る側の税務その3

自社株対策で話題になっているところは金庫株です。自社で自分の株式を買って金庫に入れるから金庫株と俗に言われています。その三は相続発生後の物納です。今は未上場株式でも相続人は物納できます。相続税の評価額です。所得税・住民税の課税はありません…

金庫株売る側の税務その2

自社株対策で話題になっているところは金庫株です。自社で自分の株式を買って金庫に入れるから金庫株と俗に言われています。その二は相続発生後に相続人が自社に売る場合です。2004年税制改正で、相続開始があった翌日から、申告期限の翌日以後3年を経過する…

金庫株売る側の税務その1

自社株対策で話題になっているところは金庫株です。自社で自分の株式を買って金庫に入れるから金庫株と俗に言われています。その一は生前に自社に売る場合です。相続対策で相続人へ行く前に現金化しておこうとい趣旨です。これがみなし配当になる場合が多く…

2006年税制改正要望その6

各省から出された2006年税制改正要望を財務省が一覧にして紹介しています。注目の6番目は留保金課税の廃止を含めた抜本的見直しの提案です。2003年税制改正で自己資本比率が100分の50以下の場合留保金課税をしないという改正がありました。これが3年間(2003…

2006年税制改正要望その5

各省から出された2006年税制改正要望を財務省が一覧にして紹介しています。注目の5番目は試験研究費税額控除の延長です。2003年税制改正で総額に係る税額控除が創設されました。控除率は中小企業者等の場合は12%。3年間の時限措置(2003年から2005年)で15%…

2006年税制改正要望その4

各省から出された2006年税制改正要望を財務省が一覧にして紹介しています。注目の4番目は業績連動型役員賞与の損金参入の項目です。一定の範囲に限られますが損金不参入の役員賞与の規定に切り込みました。会計も役員賞与は利益処分でなく期間の費用としよう…

経営者の方からの質問その3

経営者の方から私たち職業会計人への御質問で多いものを取り上げます。 三つ目は利益は会社に残すか個人に残すかです。つまり役員報酬で取って個人に残すか、役員報酬は上げずに会社に残すかのご質問です。会社に残すと自己資本比率=自己資本÷総資本が上が…

経営者の方からの質問その2

経営者の方から私たち職業会計人への御質問で多いものを取り上げます。 二つ目は我が社が儲かっているほうか?儲かってないほうか?というご質問です。経常利益の絶対額では分かりません。前年と比べてもあまり意味がありません。経営安全率(=経常利益÷限…

経営者の方からの質問その1

経営者の方から私たち職業会計人への御質問で多いものを取り上げます。 最初は利益の行方です。 税引き後の利益があるわりにお金がないのはどこへ行ったのかという質問です。 行き先は4つです。 フリーキャッシュフローを増やすのを阻害している3つは、 売掛…

税理士会研修最新事情の報告です。

石川県税理士協同組合(代表者、税理士後出博敏先生)さんからお招きをいただき、昨日は金沢で100名以上の税理士の先生方の前で講演をさせていただきました。テーマは『生活者主義時代の時流をビジネスチャンスにどう変えていくか!』です。これは時流セミナ…

2006年税制改正要望その3

各省から出された2006年税制改正要望を財務省が一覧にして紹介しています。農林水産省からの要望で注目は、立木の伐採又は譲渡に係る山林所得の必要経費を概算で求める場合の経費率を60%(現行45%)に引き上げる要望です。現行制度は山林所得の必要経…

2006年税制改正要望その2

各省から出された2006年税制改正要望を財務省が一覧にして紹介しています。厚生労働省からの要望で注目は介護費用の所得控除です。医療費は医療費控除がありますが介護費用は所得控除になるものが限られています。対象は医療費控除になっていない介護費用の…

2006年税制改正要望その1

各省から出された2006年税制改正要望を財務省が一覧にして紹介しています。経済産業省からの要望では取引相場のない株式の物納手続きの改善に注目しています。標準処理期間の設定や管理処分要件の明確化がされますと現場での混乱が減少すると思います。実務…

壁に耳あり障子に目ありその3

セミナーや講演で自分の事や誰かの事を誉める時に、比較の意味でこんな会社・人とは違いますと、悪い事例を紹介してしまうことがあります。もちろんマイナス情報を発信すると、ツキが悪いのは知っていますのでレジュメに残してはいません。つい口が滑ってし…

壁に耳あり障子に目ありその2

電車で所内のメンバーでこれからお邪魔する関与先の打ち合わせをする時があります。財産の事、経営の事、家庭内の事です。もちろん小さな声で話すのですが、ふと気づくと周りで明らかに関心を持って聞いている人を発見します。なにしろリアルな話だから、関…

壁に耳あり障子に目ありその1

最近クイックマッサージが流行っています。横になってマッサージをしていると隣から話し声が聞こえてきます。お客様と聞き上手なマッサージする人との会話です。カーテンで仕切られているので安心するのでしょうか?そっくり良く聞こえてきます。私はすぐに…

取締役のルールその3

「取締役のルール」の対象読者は取締役の方です。一般のビジネスパーソンと違い、多くの方がいない対象読者です。ただ少なくても実にご苦労されている方です。その取締役の方を応援しようと書きました。「益はなくても意味がある」鍵山秀三郎さんの教えです…

取締役のルールその2

本書の特徴は4つにまとめられます。 1.取締役の仕事を3つに定義。そのコツを明快に解説しました。 2.現場ですぐ使えるメソッドTMを公開しました。 3.確認できる事例・実例が満載です。 4.社長さんが期待する取締役像がわかります。『あたりまえだけ…

取締役のルールその1

取締役の仕事:3つとは何でしょうか?私は(1)社長の応援団(2)部下育成(3)業績貢献だと思っています。まず周りの人から応援をいただける取締役と応援をいただけない取締役の違いを書きました。10月14日(金)出版 しますので、会計事務所の先生方に…

相続税・贈与税よもやま話その3

国税庁の発表によりますと、2004年中の贈与に係わる贈与税の申告で、2003年と比べると、総数では申告人員0.5%増、申告納税9.4%増でした。相続精算時贈与では、申告人員6.6%増、申告納税18.2%増でした。ここから見ると、新しい制度相続時精算贈与は先が楽しみ…

相続税・贈与税よもやま話その2

国税庁の発表によりますと、2004年中の贈与に係わる贈与税の申告で2003年分から導入された相続時精算課税に係る申告人員は8万4千人、うち納税人員は4千人、申告納税額は244億円です。2003年分では申告人員は7万8千人、うち納税人員は4千人、申告納…

相続税・贈与税よもやま話その1

国税庁の発表によりますと、2004年中の贈与に係わる贈与税の申告人員は43万3千人、うち納税人員は27万4千人、申告納税額は985億円であります。このうち2003年分から導入された相続時精算課税に係る申告人員は8万4千人、うち納税人員は4千人、申…

収録の準備をしました。

「天野隆の所長の視点」というボイスマガジンを発行しています。毎月会計事務所の先生方に新鮮な実務情報を発信しています。今日は10月25日の公開収録(初めての試みです。)の準備をしました。30分のお話の準備に2時間以上かけました。テーマは今日この頃、…

顧問先拡大で一番大切なこと3

会計事務所に頼みたい、もしくは会計事務所を変えたい、とお客様が思うのは30年に一度のようです。そうだとすると顧問先拡大で参考にする業種が見えて来ます。レストラン業ではありません。購買頻度が3日に一度とか1ヶ月に一度だからです。プロ野球でもあり…

顧問先拡大で一番大切なこと2

会計事務所の顧問先拡大で一番大切にしなければいけないことはズバリ購買頻度が30年に1回だということです。会計事務所に頼みたい、もしくは会計事務所を変えたい、とお客様が思うのは30年に一度だということです。なぜお客様は今の会計事務所を30年も変えな…

顧問先拡大で一番大切なこと1

「会計事務所の顧問先拡大で一番大切にしなければいけないことは何ですか?」というご質問です。とても素晴らしい御質問です。何か課題が出てきたとき、そこで一番大切なことを押さえてから出発すると成功率が高いようです。「その答えはズバリ購買頻度が30…

2006年は会計事務所にとってどんな年?その3

2006年がどんな年かが気になって来ます。3つ目は新しい変化です。デジタルの世界には販売促進:三種の神器があります。ホームページ・メールマガジン・ブログです。ホームページはお店、メールマガジンはチラシ、ブログは会報誌の役割です。ただしリアルの世…

2006年は会計事務所にとってどんな年?その2

2006年がどんな年かが気になって来ます。2つ目は税金が注目される年になりそうです。まずは増税。年金課税が強化され申告者が170万人増えます(2004年税制改正)。消費税の非課税で無くなる方が120万人増えます(2003年税制改正)。さらに所得税と住民税の定率…