無くなると寂しいものですその2

利益処分計算書が無くなります。利益の処分内容及び処分金額を計算表示している財務諸表を「利益処分計算書」といいます。その期の決算集計が終わり、納税額も確定したあとの利益(損失)は、株主総会で処理方法が決議されます。一般には役員賞与と配当金が決められます。利益処分は株主総会で決議されますから、それまでは「案」です。株主総会で決議後のものは「計算書」と呼ばれます。一般には株主総会では利益処分案が覆ることはすくなく、議案どおりに決議されますので、「利益処分案」も「利益処分計算書」も項目と金額は変わらないのが普通です。

その利益処分計算書が廃止され株主資本等変動計算書に変わります。役員賞与も損益計算書の中に記載されるようになります。よって株主資本等変動計算書にも記載されなくなります。


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