会計基準の2009年問題その3

アメリカと欧州連合(EU)は2009年までに、米国会計基準国際会計基準を相互承認することで合意し、両基準の差異をなくす作業が民間レベルで進んでいます。その背景は金融には国境がなくなりつつあり、投資家が判断を下す際に、決算書が同じ基準で作成されていることが要求されるからです。世界の中で日本が孤立することを防ぐ意味で2009年に向けて動きがあります。

この会計基準の国際化の動きが、日本における中堅中小企業にも影響があります。税効果会計がそうでした。さらに「中小企業の会計に関する指針」にも時価会計や退職給付会計が大いに影響を受けました。2006年税制改正にも影響が出ています。DESの税務にも時価会計が影響を与えました。

これからは益々国際的な基準の動きに敏感になららいといけない時代になってくるようです。新しい会計基準を勉強するコツが大切な時代です。


記:税理士・公認会計士・会計事務所の方への実務情報応援団:天野隆。667。
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