中小企業の従業員はどうなっている?その1

中小企業実態基本調査という報告書は、中小企業庁が2005年(平成17年)に実施した中小企業実態基本調査の調査結果を2006年7月31日に公表しました。この中には私たち税理士業界にとってはお客様情報が満載です。

従業者数は、2003年度末は31,608千人だったのが、2004年度末には30,581千人と3.3%減少しています。なぜ減っているのでしょうか?

従業員数の減少が目立つのが個人企業では飲食店・宿泊業で16.7%減。これはナショナルチェーン店の他店舗化で個人商店の衰退が原因のようです。商店街がシャッター街になったという話です。
法人企業では運輸業で8.5%減です。これも競争の激化により個人企業の衰退が原因のようです。増えているのがサービス業で13.1%増です。

企業数は個人法人合わせて3,838,087件ですので1企業あたりの従業員数は8.0人ということになります。企業の帳面は1つですが、手帳は8冊の需要があります。


記:税理士・公認会計士・会計事務所の方への実務情報応援団:天野隆。693。
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