2007年税制改正のテープ作成中。その1

与党税制調査会の2007年税制改正大綱が発表されました。
毎年会計事務所の先生に大好評のテープ・CDのレジュメ製作がもう既に開始されています。正月は毎年税制改正のレジュメ作りに時間を割きます。税制改正は勉強すればするほど現在の税制に詳しくなると言う副産物がもたらされます。

今年も各省庁からの改正要望を整理するところから開始でした。これが改正になるとホームページから消えることが多いようです。改正内容の見極めに、資料の補完に使います。この要望は影響を推測する上に必要です。

「特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入制度について、適用除外基準である基準所得金額を1,600万円(現行800万円)に引き上げる。この改正は、平成 19年4月1日以後に開始する事業年度の法人税について適用する。」

審議過程を取材すると驚きの連続でした。初年度から遡って改正だと言う意見と、幾らなんでもそれでは法の安定性が保てないという意見との対立です。2年目から1,600万円という、世にも珍しい「大きく生んで小さく育てる税制」になりました。それだけ陳情が多かったようです。


記:税理士・公認会計士・会計事務所の方への実務情報応援団:天野隆。774。
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