双方に収入がある夫婦と医療費。その3

 あくまで「生計が一」かどうかが問題なのであり、扶養対象であるかどうかは問われないようです。ここにタックスプランニングが発生します。

 収入の高い人が収入の安い人の医療費を負担すると、所得税は有利に働くようです。税率が違うからです。これはタックスを考えなくても通常の行動です。配偶者の間で、男性・女性に限らず、所得が高い人が相手方の医療費を負担するというのは、常識の線です。

 お財布を全く別にしている夫婦は出来ないのかもしれません。


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