税法転ばぬ先の杖:DES編その1

デット・エクイティ・スワップ(Debt Equity Swap, 以下、「DES」)とは、債務の株式化のことをいいます。通常、債権を保有するオーナーが貸付金を現物出資する形で株式を取得します。一般的に、経営不振企業を再生する際に用いられますが、中堅中小企業にも普及しています。経営不振で財務体質が大きく毀損している企業の救済策として行われ、このことによって発行済み株数は増えるものの、債務が減るので助かります。一方、オーナーさんは、戻ってこないよりは好ましく、経営再建に成功して株価が上昇すれば元手は回収出来ることになります。

さてこのDESの実務が会社法改正とともに大幅に変わります。2006年5月1日からです。それに合わせて税務も変わります。



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