2007年税制改正相続税はどうなる?その2

2006年5月23日の税制調査会総会(第45回)・基礎問題小委員会(第54回)後の石会長記者会見の模様に興味深い改正への方向性があるようです。
(記者)
 その場合の相続税の議論は、いわゆる現状よりは強化していくという方向でよろしいですか。

(石会長)
 過去の2回か3回の我々の答申にも、もうちょっと多くの方々に負担してもらう。つまり課税ベースを広げてという点は何度か既に盛り込んでおります。それを再度取り出して議論しようかと思っています。それについて今日の議論等々を見ても、それほど強い反対はないのかと思います。ただ、その幅やそのロットというのはこれからの議論だと思っていますが、先程言っていますように、相続税は税収の手段にはなりにくいんですよね。だから、どうしても再分配を強化するということの方が、優先されるべき視点になってこようかと思っています。
増税か減税かという議論は、ずっと増税の方向で議論がされているようす。消費税の税率アップと言う事を考えると、同時に相続税の強化という案が有力だと思われます。


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