譲渡所得の調査は株式等が狙われている。その1

国税庁は2006年10月18日に2005事務年度における所得税の調査等の状況を発表しました。その中から譲渡所得の調査事績を今回は取り上げます。

2006年6月までの1年間の譲渡所得調査は、高額・悪質と見込まれるものを優先して、12,465件に対して行われ、うち66.0%にあたる8,230件から946億円の申告漏れを把握しました。前年度に比べ、調査件数は11,619件から12,465件と7.3%増、申告漏れ件数は7,760件から8,230件と6.1%増、申告漏れ所得金額も887億円から946億円と6.7%増加しました。

これは不動産等の売買情報など、あらゆる機会を利用して収集した各種資料情報かを活用しているそうです。譲渡所得は金額も大きいため、税務署の目は厳しいようです。


記:税理士・公認会計士・会計事務所の方への実務情報応援団:天野隆。744。
情報満載:「応援します職業会計人」のメールマガジンこちらから:ホームページはこちらから