中央青山監査法人その後。その3
監査法人のホームページと報道を比較して見ることにしましょう。
当法人の人員の移籍に関する報道について
'07.03.05
当法人は、2月20日に公表した他の3監査法人との合意に基づき、人員の移籍について、3監査法人との協議及び当法人内における調整を鋭意進めておりますが、一部報道されているような移籍先、移籍人数等に関して、本日現在確定しておりません。
なお、当法人の人員の移籍は監査先企業に対して多大な影響を及ぼすことですので、当法人の一存で決められない側面もあり、従いまして、確定がなされない段階において、移籍先、移籍の人数等について当法人が発表することはございません。
下記は日経新聞2月20日の記事です。
「 大手監査法人のみすず監査法人(旧中央青山)は19日、新日本など大手3法人などに監査業務をほぼ全面移管する方針を固めた。3月期決算企業の監査が終わる夏以降、所属会計士や一般職員らを他法人に受け入れてもらう。みすずはカネボウや日興コーディアルグループなど監査先企業で不正会計が相次ぎ信用が低下していた。今3月期決算については業務を従来通り継続、監査先企業への影響を回避する。
みすずは監査業務を移管する方向で、新日本、トーマツ、あずさの大手3法人などと協議に入った。みすずは現在、京セラなど約600社の上場企業の監査を担当。信用の低下を受けて、みすずでは所属会計士が法人を離脱したり、他法人による人材引き抜きの動きが表面化するなどで、法人運営が混乱していた。 」
ニュースに関して、推測記事は推測記事として、事実は事実として報道すべきという意見があります。ニュースを見たときに、当事者はどう発表しているか?これからは確認しようとする方が増えそうです。
記:税理士・公認会計士・会計事務所の方への実務情報応援団:天野隆。925。
情報満載:「応援します職業会計人」のメールマガジンはこちらから:ホームページはこちらから